猫ちゃんは、雑食系の人間やワンちゃんなどとは違い、高タンパク・高脂質の肉食系の食事から栄養を摂ります。では、猫ちゃんが健康な生活を送るためには、どのような食事を与えたらいいのでしょうか?
猫ちゃんの食事として理想的といわれている市販のキャットフードにも「総合栄養食」や「一般食」「副食」「おやつ(間食)」などの表示区分がされていますが、この違いをご存知ですか?
フードの選択を誤ったり、与え方を間違えてしまうと大切なあなたの猫ちゃんの健康を損ねてしまうかもしれません。知っているようで実は知らないフード選びと、フードの与え方をお教えしましょう。
「総合栄養食」とは、猫ちゃんに必要な栄養素が全てバランスよく含まれていて、そのフードと水を与えるだけで、健康を維持できるペットフードです。猫ちゃんの年齢や成長段階に合わせて考えられたフードですから、毎日の主食として「総合栄養食」を選ぶことをお薦めします。1日の給与量は、個体差や運動量によっても異なりますが、成猫で体重1kgに対して約52~75kcal程度といわれています。
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特定の栄養素やエネルギーを補給するために与えるフードです。おかずやふりかけタイプの「副食(一般食)」、特定の疾患や疾病に対する食事療法のために栄養バランスが考慮されている「療法食」、特定のカロリー補給を目的とした「栄養補助食」などがあります。
「副食(一般食)」を与える場合は、そればかりを食べさせると成長に不可欠な栄養素が不足する場合もあるため、「総合栄養食」と併用して与えるようにします。食が細くなったり、食事に興味を持たなくなってしまった猫ちゃんには、バラエティーに富んだ「副食(一般食)」からフードの選択をしてみるのもよいでしょう。
「療法食」や「栄養補助食」の給与については、獣医師の指示に従ってください。
しつけやご褒美などを目的としたフードで、飼い主とのコミュニケーションにも役立ちます。パッケージには「おやつ」「スナック」「トリーツ」などの表示がされています。適量であれば、時間を気にせず与えることができますが、それぞれの家庭でルールを決めて与える方がよいでしょう。
猫ちゃんに与える「おやつ(間食)」の量は、1日に必要なエネルギーの20%以内に抑えるようにします。市販されているフードのパッケージに表示されている給与量を守り、適正体重を維持できるように心がけましょう。
体重4kgの成猫の場合には、1日分の「おやつ(間食)」の量は以下のような計算になります。
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